長く親しまれてきた篠原演芸場が、2025年4月にリニューアルオープン。
昭和の風情はそのままに、より快適に、そして心地よく大衆演劇を楽しめる空間へと生まれ変わりました。
久しぶりにリニューアル杮落とし公演、劇団美山観劇に行ってきました観劇&リニューアルレポです。
アクセス&開演時間
東京都北区中十条2-17-6
十条 篠原演芸場
JR十条駅からのアクセス情報です。
踏切で止まらなければ5分位で到着できる場所です。
過去記事
(2年前の記事なので風景がだいぶ変わりましたがアクセス方法は変わらず)↓

開演時間
昼の部 11時00分開場 12時00分開演
夜の部 16時45分開場 17時30分開演
(2025年4月現在)
最寄駅 JR十条駅改札

久しぶりの十条駅は様変わりしていました
改札を出ますと

劇場に向かう右手側は今までと変わらぬ風景

見知らぬ建物が

後半記事にてレポートします・・・
篠原演芸場到着!

今までお席を購入する窓口がありましたが、
これからは自動券売機にて購入します

現金専用のものとカード精算、〇〇ペイ払い精算のものとがありました。
画像の中の左側の機械は、稼働していませんでしたが、営業時間内になりますと
購入が出来ます。
リニューアル後、初観劇でしたので、購入方法が全くわかりませんでした。
開場時間になりますと劇場係員さんが立っていますので、わからない人は係員さんが購入方法を教えてくださいますので安心です。

当日入場券2200円+予約席券300円=2500円
を タッチ式のカード決済(キャッシュレス決済の機械)で支払いました。
入場券を持って、席予約一覧の受付のお姉さんに予約席と名前を言って入場します
入場してすぐに・・・

今までは下駄箱に靴をしまってから入場しますが、土足のままの入場へ。
ただし

桟敷席または2階席の方は、土足禁止です
座席表

今まで座椅子だったところが全て椅子席に変わりました
(桟敷席は今までと変わらず座椅子です)

段上がりの「ほ」列と「と」列は更に見やすそうですね。
椅子の下にかごもありますから、荷物も置けるように色々な配慮を感じる事ができます。
おにぎり健在!
篠原演芸場と言えばなんと言ってもおにぎり!

温かくて、開演前に食べるおにぎりは最高です!塩加減もちょうどいい!
お芝居後にたこ焼き?(タコ入ってたかなぁ…💦)も頂きました。
たこ焼きとは言わずなんちゃら焼きって言っていたような記憶…💦
リニューアルして感動のもう一つが…
入場してすぐの右手側の階段を入ると

お手洗い入り口が健康センターのようなビジュアルに大幅リニューアルされていました!

今までのゴム草履に履き替えて、和式が苦手だったので3つしかない様式に入れるのかどうかでいつも困っていましたが、もう今はそういう事もありません。
観劇感想
何も知らずに観た「桂春団治」──でも、それで良かった
今回、外題も事前に知らないまま、開演して初めて知った里美版「桂春団治」を観劇しました。
私はお芝居が好きなので、演目そのものに興味があって観に行くことも多いのですが、劇団美山さんの人気の理由は、実際に足を運んでみてよくわかりました。
ズバリ!「上手な人しかいない」から。
本当に皆さんお上手で、「上手」という言葉すら失礼に感じるほど、配役が絶妙で、舞台上の人物として自然にそこに“いる”んです。
中でも、今回主演を久しぶりに拝見した里美たかしさん演じる春団治。その破天荒でオラオラな男っぷりが、実に見事でした。
(そういえば…たかしさん主演作はあまり観た記憶がないかも?←そもそも私が劇団美山さんを頻繁に観ていないからですね💦すみません…)
何かあれば怒鳴り散らし、罵声を浴びせる。
それが台詞というより、まるでそこに生きている“人”の言葉のように自然で、圧倒されました。
たかしさん、すごーーい👏
そして2番目の奥様・おときさんを演じた里美こうたさん。
登場した瞬間は、少し舌っ足らずで世間知らずの可愛らしい女性かと思いきや…
奥さんになってからの一途な想いと、あの「お龍さんと別れてください」と深く頭を下げて懇願する場面。
なぜか、涙がこぼれました。
「え?ここって泣くところ…?」と自分でも戸惑うくらいに、自然と涙が流れたのです。
言い方の“瞬間”に、心を掴まれたのでしょう。
まさか泣くとは思っていなかったので、慌ててペーパータオルを取り出す羽目に…。
お姉さん役であり、物語の狂言回しとして重要な役どころを担った中村美嘉さん。
晩年の春団治とようやく舞台で共に物語に入る時、一瞬で泣き崩れるあの場面の表現力。
たった一瞬の場面で、観客に深い印象を残す――まさに「実力派」の女優さんだと感じました。
前妻役の中村葵さんも、声もビジュアルも美しく、登場は一場面だけなのに凛とした圧倒的な存在感。こちらも素晴らしかったです。
また、今回の里美京馬さんは“脇役”と呼べる立ち位置だったのかもしれませんが、場面場面での存在感はさすが。何をしても面白い。
りき役の里美花太郎くんも、ちょっとブサメイクながら、しっかり泣かせてくれました。
セットが折れちゃっても何のその。
そして、久しぶりに観た里美祐樹さん。
だいぶ大きくなられて…💦
見た目も演技も、貫禄たっぷり。頼もしい姿に…。
泣かせる役者が揃っている――だから人気がある
物語が終わり、幕が下りたときに思いました。
「そりゃ、人気があるわけだ」と。
泣かせる演技ができる役者さんが、これだけ揃っている舞台はそうそうありません。
今回、「桂春団治」という演目だったから、というよりも――
たとえ外題が未発表のままだったとしても、心から満足できる舞台でした。
来て良かったです。
舞踊ショーも華やかに彩り鮮やかにあっという間に終わってしまいました。
最後は劇団員さん達全員の集合写真を撮らせていただき終了。
送り出しはありませんでした。
大満足です。
最後に…
いかがでしたでしょうか?
リニューアル後の篠原演芸場は、想像以上に進化して更に見やすい劇場。
おにぎり健在。
楽しい劇場に様変わりして、また行ってみたいなぁと思わせる劇場でした。
劇団さんも毎月変わりますから、益々楽しみな劇場の一つになりました。
昼の部と夜の部の間に…
昼の部、夜の部を見ることを「昼夜する」と言ったりしますが、
この昼が終わった後の時間の過ごし方がいつも困っていました。
良いところを見つけてしまいました。

十条駅改札を出てすぐに見えたQUEENS ISETANに向かいました
エスカレーターがあり営業時間を見て、2階に行くとスーパーがあり、ここで飲み物やお菓子やご飯類も購入できることを知りました。
がおススメは3階です!

ここは!!と衝撃的!



ゆったりとのんびり静かに過ごせる空間が良かったです。
情報の一つの過ごし方としておススメの空間でした。
最後に…
いかがでしたでしょうか?
篠原演芸場に行ったのはいつなんだろうと・・・と覚えていない位、若干 遠のいていましたが、久しぶりに行きましたら、とても素敵にリニューアルされていて常にワクワクした1日でした。
皆さまも楽しい1日が篠原演芸場で過ごせますように・・・
最後までご覧いただきましてありがとうございました。