2025年11月
宝海(たかみ)劇団さんの舞台を観劇に行ってきました!

今回は、宝海大空座長襲名10周年記念公演をメインとした観劇遠征です。


劇場 所在地

羅い舞座 京橋劇場
〒534-0024
大阪市都島区東野田町1-6-22
KiKi京橋5F
TEL:06-6355-0481

公演期間&入館料料金

公演期間:2025年11月1日~29日昼の部まで(11/28~千秋楽 臨時休演でした)
〇昼の部 11:00開場 12:00開演  
●夜の部 16:15開場 17:00開演
入場料:大人2,400円 子供1,500円 
    座布団代100円 予約料300円(クレジットカード、PayPay払い可)

前売券2,000円 特別公演は、料金が変動する場合有

2025年11月19日(水)
大空座長10周年記念公演6,000円(昼の部 開演11:45~/夜の部開演17:00~)

観劇感想

2025年11月 外題詳細 青い文字がXの画像のリンクあり


18日(火)昼ロング芝居 ふるあめりかに袖はぬらさじ
舞踊 宝海大空独演舞
19日(水)
宝海大空座長座長襲名10周年記念公演
昼夜ロング
ゲスト(敬称略):
橘大五郎・橘菊太郎・津川鵣汀・津川祀武憙・恋川純弥・市川ひと丸・南條すゝむ 
昼 1部 口上ご挨拶
  2部 お芝居「鬼吉喧嘩状」
  3部 舞踊ショー

夜 1部 口上ご挨拶
  2部 お芝居「鬼吉喧嘩状」
  3部 舞踊ショー
20日(木)昼
特別ゲスト:七星泰河
芝居 残雪の峠  舞踊ショー
20日(木)夜 18時開演
宝海劇団×吉本新喜劇 特別公演
特別ゲスト:吉本新喜劇 座長 吉田裕・レイチェル・大黒笑けいけい
吉本興業 ぼんちきよし
劇団天虎 座長 七星泰河
1部 芝居「清水港に来た男」
2部 吉本&宝海劇団トークショ
3部 舞踊ショー
(終電に乗るため開演1分で退場しました💦)

座長襲名10周年記念公演観劇感想

時の流れは、本当に早いものです。
今年は5月と11月、一年に二度も京橋劇場での公演がありました。
ついこの間、足を運んだばかりだと思っていたのに気づけばもう11月の遠征。
年々加速する時間の早さに、ただただ驚くばかりです。


宝海大空座長・座長襲名10周年の軌跡に触れて

2025年11月19日。この日は、宝海大空座長、襲名10周年記念公演。

会場となった羅い舞座 京橋劇場は、10年前のこの日に座長襲名された劇場。

一枚看板の重みと涙

第1部の口上ご挨拶は、まさに記念公演にふさわしい豪華な顔ぶれでした。
橘大五郎会長をはじめ、名だたるゲストの方々が舞台に並ぶ光景は圧巻の一言。
場内を埋め尽くす満員御礼の熱気と35枚もの大入り。
その華やかさの中心で、主役の大空座長が纏っていたのは凛とした緊張感。
彼が背負うものの重さが伝わってくるような、そんな一瞬を垣間見た気がします。

司会を務めました山根会長のお話がファンが聞きたいであろう内容を情感を込めて伝えてくださる素晴らしいものでした。
座長ご本人からはなかなか言えないような想いを代弁するかのような言葉の数々。
その光景、その瞬間に客席で立ち会えただけでも、強行スケジュールを組んで遠征した甲斐があったと心から思えました。

山根会長のお話の中で、特に印象に残った内容があります。 この10年、苦しかったことは、という問いに対し
「常にですよ」との回答だったようで
その短い言葉の中に華やかな舞台の裏側で、劇団、スタッフ、そしてお客様というすべてを一枚看板で背負い続けてきた孤独と責任が凝縮されているようでした。

普段、舞台の上では決して涙を見せず、完璧な美しさを貫く大空座長が、ご自身の言葉で語ろうする時にマイクを外して涙をこらえる姿。
それは、座長が歩んできた10年という月日がどれほど過酷で、同時にどれほど尊いものであったかを物語っているようでした。

その後、一人で舞い始めた「千年の古都」
先ほどまでの涙から、ただ一人舞台に立つその姿を見た瞬間、感動で思わず涙が溢れ止まらなくなってしまいました。

私は10年という歴史のすべてを見てきたわけではない、ファンとしてはまだ日の浅い一人です。
それでも、その長い歴史の一部この数年の舞台を見続けることができた軌跡に感謝の気持ちでいっぱいになりました。


いつも大空座長の舞台を見たあとは、楽しかった、面白かった、カッコ良かった、可愛かった、そんな単純な感情だけで終わることはなく、感謝の気持ちが最後にあふれるんです。

これはいったいなんなんでしょう。

「楽しませてくれる」というサービスを超えて、極限まで自分を追い込み、何かを伝えようとする真剣な姿。
それを見て無意識に「こんなに凄いものを受け取ってしまっていいのだろうか」という畏敬(いけい)の念を抱かずにはいられません。

舞台で光り輝くことで、客席にいる私たちの「今日までの歩み」もまた肯定されたような気持ちになり、だからこそ
「見せてくれてありがとう」
だけではなく
「生きて表現し続けてくれてありがとう」という命そのものへの感謝に変わったり・・

大げさな表現かもしれませんが見れば見るほどに進化が止まらない役者さんだなぁと常に新鮮な気持ちで見ています。


すべての方々の想いが重なり合った景色の中に、迷いながらも「やっぱり行こう」と一歩を踏み出し、ここまで歩き続けてきた自分自身の歩みもそっと重ね合わせてみました。

人生において、これほど深い感動を味わうことは、そう多くはありません。
言葉にするととても薄っぺらくなってしまい、Xのポストだと文字数も限られる世界観の中では限界があり、文章が長ければ良いということでもありませんが、なかなかこの想いを表現することは難しいです。

言葉にはなりきらないけれど、あの客席で感じた温かな余韻だけを今は大切に抱きしめていたいと思います。

第2部:お芝居「鬼吉喧嘩状」

第2部のお芝居は「鬼吉喧嘩状」
大衆演劇らしい親子愛や仲間の絆を描いた演目ですが、この日はやはり特別な意味を持って迫ってきました。

ゲストの方々との息の合ったやり取り、そして何より役者とお客さん皆が一体となってこの記念日を盛り上げようとする熱量。
お芝居の終盤、役としてのセリフの中に10周年への感謝や未来への決意が混ざり合っているように感じられ、この日の為の公演としてのリンクした感動が劇場を包み込みました。

今日という日は、そういう日。
そう確信させるだけの力が舞台の上には確かに存在していました。

駆け抜けた一日の終わりに

昼夜合わせて8時間を超える公演。
午前11時に宿泊先を出てから、夜の部が終わるまで食事もままならないほどの見ている側も過密スケジュールでした。

物理的な体力は限界に近く、ホテルに戻る足取りも重かったはずですが、心は感動で満たされ、アドレナリンのおかげか脳内だけは不思議と元気でした。

10年前と同じ場所で再び座長としての歴史を刻んだ大空座長。
その景色は、座長の目にはどう映っていたのでしょうか。

今回の遠征は、日常のすべてを一時停止して駆けつけて本当に良かったなぁと。
這ってでも来て良かったと心から自分を褒めてあげたい気持ちです(その後の調整は色々と大変でしたが)
偉いぞ自分!

大空座長が背負っているものの大きさを改めて知り、ファンとしてできることは、その歩みを静かに見守り、応援し続けること。
そんな当たり前で、けれど何にも代え難い大切なことを再確認した一日でした。


いつも見えない将来の不安やこのまま応援し続けることはできるのかしら?と時々ネガティブ感情に襲われる事もありますが、ひっそりと静かに自分のペースで応援し続けられたら良いなと願わずにはいられません。

客席で過ごしたあの空間、時間は、私にとっても、これからの人生を支える大切な宝物になると思います。

皆さまにとって、自分の限界を超えてでも「この場にいたい」と思えるような、大切な瞬間はありますか?
また、誰かの覚悟や涙に触れて自分自身の心が救われたような経験はありますか?


前日の独演舞レポ

襲名10周年という大きな節目の前日の公演のこと。
なんでこんな演目を入れてくるのでしょう。ファンにとっては嬉しい内容ではありますが。
体力凄すぎませんか?

10周年記念公演の前日は
昼のロング公演。
1部一人芝居、2部が独演舞
の昼ロング公演
え”?ホントに大丈夫なの?と思った方は私だけではないはず。
(と言いつつ大空座長なら大丈夫かなと思う人も多いでしょうけれど)

1時間半、たった独りで紡ぐ物語

第1部のお芝居は、一人芝居「ふるあめりかに袖は濡らさじ」
開演前劇場内には「テネシーワルツ」のメロディが流れ始めました。
その音色に触れただけでパブロフ犬化した私の涙腺はすでに緩みっぱなし。
琴線に触れる音楽に弱いのです。

1時間半もの間、舞台上には座長ただ一人。
途切れることなく言葉を紡ぎ、観客をその世界観に引きずり込んでいく。
何度見ても涙を流してしまう作品の一つです。
物語とは全くの無関係だというのに人生とは、命とは、真実とは、嘘の中に見える優しさはあるのか、そんなことが頭の中でフル回転するので、見終わったときはドッと疲れます(笑)

幕が閉まってからも考えてしまいますが、人を想う気持ちってほとんど伝わらない中で自分は何を想い、何を感じ、どう寄り添うことができるのか、等、その時に思うことは様々です。

圧倒的なスタミナ

お芝居が終わっても座長の独演の挑戦は終わりません。
第2部の「大空独演舞」はできることなら、毎月のメインイベントとして毎回見たい公演の一つです。

遠征しているとなかなかそのタイミングの為に合わせることが難しかったりしますが、今回は遠征中に見ることが出来て、これこそ幸運です。

10着を超える衣装の着替え、リクエストされた曲に加えて、次々と繰り出される演目の数々。
古典的な舞踊、三味線演奏から立ち役でのドレス姿、さらには客席を笑いに包む小ネタに至るまで、そのバリエーションには限界がありません。
どこまでも新鮮な笑いがそこにはあります。
凄く不思議なのですが、面白いんですよね。面白くてカッコいい。
微妙に笑わせてくれるのにやる時はやるぜ!の落差が激しい。

ここで改めて驚かされるのは、座長の超人的な体力と精神力です。
考えてもみてください。これほど過酷な4時間近くにも及ぶ一人舞台を戦い抜いたその「翌日」があの盛大な10周年記念公演なのです。

10周年記念公演を前にして、自分自身を極限まで追い込みファンの期待に応えようとする。その姿勢はもはや「凄い」という言葉だけでは足りないほどの凄まじい覚悟を感じさせました。
ここで一言、親愛を込めて
「スタミナバグってる?」
天性のエンターティナー

宿泊先

今回も5月同様に

大阪シティホテル京橋

大阪万博も終わりようやく予約がすんなりと取れました。
劇場からとても近いので定番の宿泊先となりましたね。

今回の間取りは、少し広めのお部屋でした。
広くて良いかなと思ったのですが、若干導線が使いにくい部分がありました。


グルメ

遠征に行っても、あまりこれ!と言って食べに行くことはなく、
食に対する欲がないというか、なんというか・・。コンビニ飯がほとんどです💦
でも唯一、こちらのラーメン、たまたま通りがかりにフラッと入ってとても「めっちゃ煮干し」感が凄くて、美味しかったです。
スープも見た目よりもだいぶあっさりしていて、飲みやすかったです。

最後に・・・

2025年11月の京橋劇場は、いろいろなイベント、ゲスト出演等がありました。
遠征に行くための日程を決める時に、
選択肢はいくつもある中で、何回も遠征に行けるわけではないので、
これだけは絶対。
と思った遠征が「座長襲名10周年記念公演」でした。
時間もお金もあるならもっと行きたいイベントや公演はたくさんありますが、
欲張っても分相応の限界があって、どこまで線引きをして今後も応援し続けられるのか。
それが自分の課題だなぁと。自分のペースを最近考えるようになりました。

大空座長を筆頭に宝海劇団、スタッフの皆さん、忘れられない楽しい時間を本当にありがとうございました。

前回の京橋劇場の遠征レポはこちら