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今は昔の思い出雑記

推しの出逢いと別れと距離感と(後編)

前編は、宝塚ファン時代の推し生活でしたが、
ここからの後編は宝塚ファン時代から更にシフトチェンジしていった後編で

推し活パターン4 推しの増やし方

あまりに沼が深すぎて、歓楽哀情(どんな楽しい事もやりすぎると返って哀しい感情が生まれるという意味)が身に染みました。

これからは、ライトファンに生きる!!と思って、
ありとあらゆるジャンルの舞台を広く浅く見続けるライトファンになったつもりでした。

その時の観劇スタイルは

どうやって演目を選んでいくか?

1.劇場へ行くとチラシがあるので休憩時間中に気になる役者さん目当てでチラシを選別

2.近くの劇場で少しでも興味がある演目だったら候補にいれる

3.チケットサイトで興味のある劇団、役者さんのお気に入りチェックを入れておく

4.宝塚OGの出演舞台チェック

5.友人の口コミ情報

6.大きな劇場(帝国劇場、日生劇場等の)公演チェック

スケジュールが被らないように、アナログタイプの私は手帳にいつも前売り日と購入したチケットの記入は絶対でした。
今でもアナログですが、手帳が無いだけで自分のスケジュールがわからなくなってしまうので、無くしてはいけないアイテムの一つです。
携帯でスケジュール管理をされていらしゃる方も多いと思いますが、なかなかそれが出来ないのはジェネレーションギャップかな💦

ここで落とし穴があったんですよね。

それだけ見てたらねぇ・・・・
落ちないわけないでしょ。
私は、自分好みの声に出会うと落ちやすく、
あっという間に色々なミュージカルスターさんに落ちてしまいました。

元劇団〇〇のHさん、
見た目リアル王子やんと思えたFさん
すぐにまたファンクラブに入ることになったのです。


ファンクラブの利点

1.その方の情報が一番に入る

2.チケットの取次

3.ファンミーティングがある

4.年始やバースデーカードが届く

5.サイン入りの何かは結構入手しやすい

6.直筆の文字が見られる

7.普通では入手することの出来ないファンクラブ特典

8.Q&Aなどの答えなどを見てその人の人物像を妄想できる

9.必要に迫られた優越感(笑)

9、は別にですが💦

とはいえ、さすが課金をするとそれなりに良い想いはすると思いますが、

難点は、

1.年会費と入会金が高い
2.チケットの取次があまりない
(公演していなかったり、中止になったりで入手しても不安定)
3.辞めようって思った時には既に年会費が引かれていたりもする
入会月は記録しておこう)
4.なかなか退会しにくい(←醒めてしまった時)
(特にサブスク支払いの場合、退会の仕方がよくわからない)

とはいえ、推しは推しです。ファンクラブに入る!って思うほどの推しと思える人なので、
そう簡単には辞めないと思っていました。(おっ、過去形)

別れは突然やってきます。
突然という言葉が合っているかはわかりません。
次の推しが見つかり、またその次が見つかり、
そりゃ、舞台をずっと見続けていたら、良い人に出会わない訳がない!

そして、どんどん推しの上書きをしていくと、
年会費が・・・・えらいこっちゃに気が付くわけです。
退会したいけれど、せっかくならぎりぎりまで会員でいよう!
そんなことを思っていると、記憶の容量はすぐに満杯になり、その退会月というのは、忘れてしまう生き物なんです。

辞めよう!と思ったら即行動。
こうしないとどんどんかさんでいくのです。

余談になりますが、
某劇団〇〇の公式ファンクラブには、15年間入っていたことがありました。
ですが、辞める10年間くらいは、一切会員特典を使わずにチケットを自力で思った時に入手していて、
そういえば・・・私は会員なのに、そこの特典を使っていなかったな・・・と気が付く10年間。
会報もほとんど袋のまま開けずにいました。
さすがに10年はもう良いかなと思い、有効期限月を見ずに退会しました。
あの年会費だけでチケット買えただろうに・・。


推しさんとの別れのタイミング

1.チケットを申し込まなくなった
(自力で取れる)

2.届いていた会報を見なくなった
(開封すらもしない)

3.ファンミ―テイングで、あれ???こんな人???
(理想と現実は違う)

4.継続代金を別に使いたい

5.ファンクラブ入会にお得と感じなくなった

結局辿り着くのは、ファンクラブに入ろうが入るまいが、
心の中で好き、応援しています、で十分になった時、
推しは神社
なので、お賽銭を入れなくても参拝しなくても後利益はあると思った時点でお金を使うような推し方を控えるようになりました。

とはいえ、推し活の観劇はまだまだ続きます。

自分は観劇が好きなので、推しさんのオフには近づかない方が良いという持論に辿り着きました。(近づいてはいませんが)

推し活 パターン5 夢の全通念願叶う

もうファンクラブは良いかなと思っていた矢先にまたズドーンと落ちてしまいました。

今回のパターンは、
作品が好きで見ていたら、その中の役者さんがあまりに素晴らしすぎて、
見た瞬間にファンクラブ申し込み用紙を手にしていました。
それが・・・・早乙女太一さんでございます。
ここだけ名前をあげてしまいました。


なぜなら、今も継続中だからです。
昔からのファンの方からすれば、まだまだ新参者ではございますが、
あれは、髑髏城の七人の鳥バージョンです。

前からワカドクロも拝見はしていましたが、
あの時も良いなぁと思いつつ、その当時19歳?!
えぇ???!!!あの貫禄で19歳?!と衝撃を受けました。


その時から、自分だけしか見れない記録には
10代の若者のファンクラブ入会って・・・・どうなの??どうなの??
とその時は入会をためらってしまいました。
でも、実はもっと前に
クラブセブンという舞台で特別出演をされていた時もたしか15か16歳だったような気がしますが、
その時もファンクラブ入りたい!でもなー10代かぁ・・・・という抵抗感で入会せずに・・・

今思うと、この時にさっさと入会していれば、
鳥髑髏を見るまでの間も素晴らしい舞台を観ていたかもしれないと思うだけで、
なんでーーーーー入っていなかったのーーーーと自分を恨みました。

良い!と思ったら推しなのよ。

そこに自分のことなのに気が付かなったあほんだらでした。

急に何かのタガが外れたかの如く
豊洲市場がどんだけ遠くても
こんな僻地にですか!!??(byセリフ)
という場所だったとしても、
通いに通いまくりました。

雨にもまけず、豪雨にも負けず、
頭からずぶ濡れ状態でトイレの便座で暖を取った日もございました。
あの勢いはもう今ではな・・・・い・・・・はず。
(いや・・・たぶんあそこまでの勢いは今はないかも)


終演が23時過ぎで、あの電車に乗れなかったら帰れなくなるのを
疲れ果てていたとしても猛ダッシュで深夜の豊洲市場を駆け抜けた日々・・・
(開演が19時がおかしんですよ←その後の公演では改定されてましたけど)

今でも継続出来ている理由

1.チケットに対する執着心が取れた

2.チケットが取れなかったら諦めることができるようになった

3.会報が素敵(細部まで見入ってしまう)

4.舞台がいつも素敵(気持ちが下がることが無い)

5.メディアでも見ることができる(ドラマ等)

6.いつも進化し続けてる姿が魅力的

7.まだファンでいられるほど良い距離感
(遠いのに近くに感じる舞台)

8.劇団朱雀の衝撃的舞台

9.年に数回のファンクラブイベント

10.周りを気にせずに自分のペースでいられること

長いファンの方はもっともっと熱く語られる事と思いますが、
私みたいな新参者ですら、気が付けばもう6年が過ぎようとしています。

(いつから新参者という言葉が取れるんでしょうか???)
上には上が果てしなくいらっしゃいますからね。

一生に一度だけやってみたかったことがありました。
全公演見ることができたなら・・・。という妄想は叶ってはいます。

妄想というよりも、こういうことは言葉にする方が良いと思っているので、
言葉にしていたら現実になってしまったんです。

岐阜の幕引き公演。
コロナ禍真っただ中、ホテルと劇場だけの往復(もはや劇団員か?)
GOTO企画のおかげ様で、もしGOTOが無かったら行くことは叶わなかったと思います。
が、人生で初めてやってしまいました。

記録が残ってました

12/19~27
8泊9日YAHOOトラベルと楽天トラベルを二つに分けて、ポイント精算やらGOTOを引いて、実質9,865円
1泊あたり1233円でした。
それには訳があって、クォカードプレゼントや、食事券が付いていてそれを差し引いた額がこちらでした。

これが無かったら絶対に無理でした。
今じゃ考えられない位の超破格値遠征でした。

観劇以外の外食は一切せず、ホテル内でのコンビニ食生活。
岐阜に行っても食べに行かない生活?でした。

これは、後にも先にももう二度とない思い出に残る一生の思い出になりました。

もう二度とない・・・
いつもそう思ってます。
いつもそう思って今という偶然の奇跡を生きていると思っています。

二度あることは、三度ある。
三度あることは、まだまだある。

そんなことは当時は思ってはいなかったんですけどね。
まだお別れの日は遠いパターン5(やっと継続中になったぞ)

パターン6 たった一言で・・・

これは現在進行形のパターンでして、
早乙女太一さんから派生したことで、
大衆演劇という世界を知りました。

全く持って知らない世界で、自分の周りにも最初は知っている人はいない状態。
でも、なんだろう??ってそこで興味を持ってしまいまして…

この世界は・・・・
この時もいつでもそうですが、
私が沼化するときは、いつも一人観劇です。
無いものを何だろうと思って切り開いていくスタイルなので、
何も知らない所から飛び込んでしまいます。

その時、某女優さんのインスタライブを何気なく見ていたら、
大衆演劇の話題が出て、そこで皆さんがお勧めの劇団は?という質問からの
皆さんの情報を見て、

一番最初に行った劇場は

篠原演芸場

でした。ここから入るってディープな所から攻めたなと今は思います。

何も知らずに初めて行った劇団さんの送り出しがあって今日初めて来ました!

なんちゃ

楽しかったです。今日初めてきました

ありがとうございました。(両手で握手)また来てくださいね。

これが大衆演劇かぁ・・・・役者さんとお話ができるだなんて思ってもいなかった出来事でしたので、ちょっとビックリしてしまいました。

その時、なんとなく、もう一度見てみようかなと思い、
その日の夜の部を再度見ました。
そのお話してくださった役者さんは、昼は女形芝居で夜は全く違う男の姿でのお芝居に
1日でこんなに違う作品をやるなんて・・・・とこれも衝撃的でした。

終演後

なんちゃ

楽しかったです。また来ます。

ありきたりな事しか言えないんですよね。もっと言いたい事はたくさんあるのに、後ろの方の並んでいるのを迷惑かけては行けないし早く済ませなくてはという気持ちもあって・・・

そうしたら、

昼も見てくださった方ですよね。ありがとうございました。

たったこの一言が嬉しくて、こういう世界があるんだなぁと。
今まで30年以上観劇してきた中で、初めての経験でした。
何気なく言った一言、行動、ご挨拶、お客様に対する誠実さ、記憶力、
そういうものに感動して、舞台だけでなく、大衆演劇の送り出しの良さというは
こういう所でも楽しかったと思わせてくださる役者さんがいらっしゃるなんて。と。

些細な出来事ではありますが、
こういう偶然のきっかけ、今までの経験、連鎖、あの時のあの出逢いが、あのきっかけが無かったら今も観劇人生は続いていなかったかもしれません。

この一言で
私はこの1か月間の公演をプラス10回観ることになったのでした。
ただ・・・残念ながら??この方の追っかけはしていません💦
あくまで大衆演劇に落ちたきっかけでした。

距離感と

ただこの世界は今までに経験したことのない距離感に戸惑いもあります。
友達でも家族でもないのに、フレンドリーに接してくださる方もいれば、そうではない方もいて役者さんによって千差万別。

私は宝塚オタクだったせいもあって、話しかけるだなんてとか、こんなに近くに推しさんがあまりに近くにいるという事への抵抗感に大衆演劇ファンになって4年経った今でもなかなか慣れることは無いです。

ただ一つ思うことは、
役者さんとお客様との間は、たとえ距離が近くあったとしても礼儀とマナーは大事だと痛感します。


どんなに素晴らしい役者さんだったとしても礼儀が無ければ、舞台までもが台無しな印象を受けてしまうのはあまりにも勿体ない。
お客様も友達ではないけれど、この距離感に勘違いしやすいが故に、何かをマナーを超えた言葉や態度で接してしまう方がいらっしゃるかもしれない。

要は、お互い気持ち良くいられる関係性が一番だなぁとは思います。近すぎない事

私にとって一番はその日に使った時間が思い出の残る楽しい1日であればと願うところ・・・ではあります。
たった一言で落ちてしまう沼化現象もあれば、たった一つの言動や態度でもうここは行かないかなと思う印象もあったり・・・
好き嫌いが激しい性格なので、ゼロか100かの考えはあまり良くないのもわかってはいますが。最低限のご挨拶だけはお互いしっかりしたいものですね。

未だにこの距離感については、とても考えさせられるもので、他には無い世界だなと思いました。

まとめ

・パターン1
学生時代の推し活の節約術

・パターン2
広く浅く手広くやった結果

・パターン3
一番の泥沼ピーク時の底なしの深さの執着

・パターン4
推しの増やし方

・パターン5
とうとう有言実行全通観劇

・パターン6
たった一言で落ちた

でした。

最後に

前編後編と1万文字を超えてしまう雑記になってしまいましたが、
まだまだ書き足りない
・推し繋がりとの友人関係
・だから一人観劇が良いのね
・だから友達と見たら楽しいのよね
・隣の芝は青くない
・自分は自分でいなくては
なんて事を想い描きながら、今回は、
推し遍歴のざっくり?を綴ってみました。

皆さんは、推しさんに対する努力、想い描く理想、楽しみ方、等をどう過ごされていますか?

せっかくの限られた時間の中で、どれだけの幸福感を味わえるか、体験できるか、
夢を見ることができるのか、観劇という趣味がどれだけ救われていることか、を実感したいですね。

皆さんの観劇がいつでも楽しい日々でいられますように・・・